皆様、こんにちは。水戸市の総合保険代理店、株式会社ライフプロテクトです。
金木犀が香り、空が高く澄み渡る10月。暑さも和らぎ、絶好の行楽シーズンがやってきました。水戸市近郊でも、千波湖畔や那珂川沿いのサイクリングロードは、風を感じながら走るのに最高の季節ですね。
ご家族で、あるいはご友人と、自転車でのお出かけを計画されている方も多いのではないでしょうか。
さて、そんな楽しいサイクリングですが、近年、自転車に関するルールが大きく変わってきていることをご存じですか?特に昨年から、テレビのニュースなどでも**「ヘルメット着用の努力義務化」**が話題になりました。
そして、それ以上に重要なのが、私たち茨城県に住む者にとって、自転車の保険加入は『努力』ではなく『義務』であるということです。
お子様の自転車通学、備えは万全ですか?
このお話は、お子様が自転車で通学されているご家庭にとっては、特に身近で重要な問題です。
現在、多くの小中学校や高校では、安全指導の一環として、生徒たちに損害賠償保険への加入を強く推奨、あるいは確認しています。学校によっては、保険証券のコピーの提出を求めるところもあるほどです。
しかし、au損害保険の調査(2024年)によると、保険加入が義務化されている地域でも、加入率は約67.7%。つまり3割以上の方が未加入というのが実情です。
「うちは大丈夫だろうか?」と、少しでも不安に思われた保護者の方は、ぜひこの先をお読みください。
なぜ今、自転車のルールが厳しくなっているの?
背景にあるのは、自転車が関わる事故の増加と、その被害の深刻化です。 「たかが自転車」と思われるかもしれませんが、ひとたび事故を起こせば、ご自身が大怪我をするだけでなく、相手に重い後遺障害を負わせてしまう「加害者」になりかねません。
実際に過去の裁判では、小学生の少年が起こした事故に対して、約9,500万円という高額な賠償命令が出たケースもあります。これは、決して他人事ではないのです。
【Point 1】茨城県では「自転車保険」への加入が義務です!
このような背景から、茨城県では**「茨城県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」**によって、自転車を利用するすべての人(未成年者の場合は保護者)に、損害賠償保険等への加入が義務付けられています。
「知らなかった」では済まされない、大切なルールです。
【Point 2】その備え、すでにあるかも?「個人賠償責任保険」をチェック!
では、どのような保険に入ればよいのでしょうか。 多くの場合、「自転車保険」という名前の保険に単独で入る必要はありません。自転車事故による損害賠償は、**「個人賠償責任保険(特約)」**でカバーできるからです。
この保険は、日常生活で誤って他人にケガをさせたり、他人のモノを壊してしまったりした際の損害を補償するものです。そして、実は今ご加入の「自動車保険」や「火災保険」に、特約としてセットされているケースが非常に多いのです。
《チェック方法》
- まずはお手元の自動車保険や火災保険の保険証券をご確認ください。
- 「個人賠償責任特約」「日常生活賠償特約」といった記載があれば、ひとまず安心です。
ただし、補償される家族の範囲や保険金額は契約によって様々です。この機会に、ご自身の契約内容が家族構成に合っているかを確認することが非常に大切です。
【Point 3】自分の身を守る「ヘルメット」と「傷害保険」
損害賠償への備えと同時に、ご自身やご家族のケガへの備えも忘れてはなりません。 令和5年4月から、年齢を問わず全ての自転車利用者にヘルメットの着用が**「努力義務」**となりました。命を守るためにも、お出かけの際はヘルメットを着用しましょう。
また、ご自身が転倒して入院や通院が必要になった場合に備えて、**「傷害保険」**も有効です。こちらも、自動車保険の「人身傷害保険」などでカバーされる場合もあります。
【まとめ】あなたの保険証券は、家族の『お守り』になっていますか?
自転車は手軽で便利な乗り物ですが、一歩間違えれば、家族の人生を大きく左右するほどの責任を負う可能性がある乗り物でもあります。
せっかくの楽しい秋の思い出が、悲しい事故の記憶にならないように。 そして何より、毎日元気に「いってきます」と学校へ向かうお子様を、確かな安心と共に送り出すために。
この機会に、ご家庭の保険証券を一度、机の上に広げてみてはいかがでしょうか。 そこに書かれている文字は、単なる契約内容ではありません。それは、万が一の時に、あなたとあなたの大切なご家族を守るための**『お守り』**です。
「うちの保険は大丈夫?」「証券を見てもよく分からない」 そんな時は、ぜひ私たち株式会社ライフプロテクトにお声がけください。保険のプロとして、皆様のご家庭の『お守り』を一緒に確認し、過不足のない最適な備えをご提案させていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。